【Ubuntu20.04】ConoHaのVPSへのSSH接続メモ
どうもConoHaでのVPSはSSHで接続する際に癖があるので、今後のためにメモをしておきます。
- 1.VPSの立ち上げ
- 2.セキュリティグループでのSSHのポート変更
- 3.セキュリティグループをVPSに設定する。
- 4.VPS上のUbuntuにてファイアーウォールの設定変更とSSHサーバの設定変更
- 5.クライアントからの接続
- 6.root以外でのSSH接続できるようユーザ追加と公開鍵のコピー
- 7.rootログインとパスワード認証の抑止
1.VPSの立ち上げ
Ubuntu信者なので、基本的に使うのはUbuntu関係のディストリビューションなわけですが、当然VPSもUbuntu使います。(CentOSのゴタゴタを見ると、Redhat系をなおさら使う気になれない…)
なんの制約だったかは忘れましたが(プラン?)、Ubuntuは20.04でしか構築できないのでそれで行きます。
この際、SSHはConoHaのプラットフォームで作ったキーを利用します。ただ、作成したキーの秘密鍵はたった一回しかダウンロードをできないため、作成時にダウンロードをしていないとその時点で詰むので注意。
構築そのものは数分で完了。少なくとも一番安いプラン、しょぼいスペックのVPSに関しては。
2.セキュリティグループでのSSHのポート変更
セキュリティグループにて、SSH用(ポート変更版)を新たに作ります。
SSH用のグループは既存でありますが、22番をそのまま使うのはよろしくないため、これとは別に作ります。
というわけで、2254番を新たに作ります。接続元は特に特定しないため、「0.0.0.0/0」を指定。
なお、このセキュリティグループを適用していて起動済みのVPSがあった場合、ポート番号をまた変更しようとしても、記述内容が正しくても変更ができずにエラーとなるので注意が必要。
4.VPS上のUbuntuにてファイアーウォールの設定変更とSSHサーバの設定変更
ここが引っかかった部分ですが、セキュリティグループの設定とは別にUbuntuでもポートの穴あけが必要になります。
これに関しては、一旦Webブラウザ上でコンソールを立ち上げ、そこからセッティングを変更する必要があります。
ufwコマンドで穴あけを行うだけでいいので、以下のコマンドを実行。
# ufw allow 2254
また、SSHサーバの設定も変更する必要があります。Portの設定値はコメントアウトされているため、これを解除した上で番号を変更します。
# cd /etc/ssh
# vi sshd_config#Port 22
↓
Port 2254
設定変更後、systemctlコマンドでSSHサーバをrestartするか、マシンのrebootを行います。
# systemctl restart sshd.service
5.クライアントからの接続
クライアントはTeratermとかでいいと思いますが、今弄っているのはZorinOS(Ubuntu22.04)なので、ターミナルからSSHコマンドでアクセスします。
ダウンロードしておいた秘密鍵を指定、IPアドレスとポートも指定してアクセスを実施。
$ sudo ssh -i key-2025-01-01-20-26.pem root@XXX.XXX.XXX.XXX -p 2254
アクセスできれば成功です。
よくわかりませんが、sudoコマンドを使用しないとパーミッションのエラーでアクセスできません。これは秘密鍵のアクセス権限を777に変更しても変わらなかったので、なんか他の要因があるのか…。まぁ何かとsudoを使って叩いているのでそんなに気にはなりませんが。
6.root以外でのSSH接続できるようユーザ追加と公開鍵のコピー
rootを使ってアクセスはセキュリティ的にかなりまずいので、別のユーザを作成し、それでログインします。
ユーザの追加は以下の通り。
engetu21.hatenablog.com
基本的にsudoグループに追加するまでは一緒。さらにSSH接続させるため、sshグループにも所属させます。
# gpasswd -a hogehoge ssh
rootの.sshディレクトリ配下にあるauthorized_keysを作成したユーザの.ssh配下にも配置します。(.sshディレクトリは作成する)
.sshディレクトリを作成する際に、rootユーザで作成するとグループと所有者がrootになってしまうため、変更を忘れずに。
# cd /home/hogehoge
# mkdir .ssh
# chgrp hogehoge .ssh
# chown hogehoge .ssh
# cd .ssh
# cp ~/.ssh/authorized_keys ./
# chgrp hogehoge authorized_keys
# chown hogehoge authorized_keys
# chmod 644 authorized_keys
ここまでやれば追加したユーザでSSHログインができるようになっているはずです。
$ sudo ssh -i key-2025-01-01-20-26.pem hogehoge@XXX.XXX.XXX.XXX -p 2254
7.rootログインとパスワード認証の抑止
ログインが成功したら、SSHサーバの設定ファイルを変更し、rootによるログインとパスワード認証によるログインを抑止します。
$ cd /etc/ssh
$ sudo vi sshd_configPermitRootLogin yes
↓
PermitRootLogin no
PasswordAuthentication yes
↓
PasswordAuthentication no
設定変更後、SSHサーバを再起動します。
$ sudo systemctl restart sshd.service
SSHコマンドでrootを指定してログインできなければ成功です。
$ sudo ssh -i key-2025-01-01-20-26.pem root@XXX.XXX.XXX.XXX -p 2254
root@XXX.XXX.XXX.XXX: Permission denied (publickey).
【Ubuntu22.04】【Kivy】Python3でAndroidアプリケーション開発
2024の記事を全く書いてなかったので書きます。年内なのでまだセーフですね!(2024/12/31)
Androidアプリケーションの開発というと「Android SDK」「Android Studio」を使うのがド定番だと思うのですが、Pythonで作る方法もあるとのことなので、Kivyを入れて試してみます。
今使っているPCはZorin OSの16.3なので、実質Ubuntu22.04ということで、その扱いで書きます。
1.pipのインストール
用意したZorin OSはほぼ何も弄っていないので、pipのインストール。
なお、pythonはデフォルトで3.8.10が入っていました。
$ sudo apt install python3-pip
2.Kivyのインストール
KivyはPythonのGUIライブラリらしい。PythonでGUIアプリを使う際のものになるので、AndroidアプリをPythonで作りたいと言ってもこれを使わずとも別のやり方はあると思われる。が、簡単に調べるとだいたいKivyを使った紹介が多いので、前例に習って同じようにインストールしてみます。
pipでインストールすると、実際にはKivy以外にもいろいろインストールされるらしい。
$ pip3 install kivy
(略)
Downloading filetype-1.2.0-py2.py3-none-any.whl (19 kB)
Installing collected packages: pygments, Kivy-Garden, docutils, filetype, kivy
3.Buildozerのインストール
Android端末で実行するためのapkファイルを作成するビルドツール。
こいつでKivyで作ったアプリケーションをAndroid端末で実行できるようにします。
$ pip3 install buildozer
(略)
Successfully installed buildozer-1.5.0 distlib-0.3.9 filelock-3.16.1 platformdirs-4.3.6 sh-2.1.0 virtualenv-20.28.0
・関連ツールのインストール
buildozerだけでは動かないらしいので、関連ツールもインストール。PATHも通します。
$ sudo apt install -y git zip unzip openjdk-17-jdk python3-pip autoconf libtool pkg-config zlib1g-dev libncurses5-dev libncursesw5-dev libtinfo5 cmake libffi-dev libssl-dev
$ pip3 install Cython==0.29.33 virtualenv
・PATHの追加
$ export PATH=$PATH:~/.local/bin/
5.プログラムの作成
ディレクトリを切ってプログラムを作ります。いつものHello Worldで。
~$ mkdir program
~$ cd program
~/program $ vi main.py import kivy from kivy.app import App from kivy.uix.label import Label class MyApp(App): def build(self): return Label(text="Hello World!") if __name__ == '__main__': MyApp().run()
6.ビルドの実行
プログラムを作成したらビルドを実行します。
・ビルドの実施
~/program$ buildozer init
File buildozer.spec created, ready to customize!
実行は即座に完了します。この時点で、buildozer.specというファイルが生成されています。
~/program$ ls
buildozer.spec main.py
specファイルは実行ファイルを作成する際に使われる設定ファイルのこと。
中身を見るといろいろ書かれていますが、どうやらアプリの名前やバージョンはこちらで記述した内容が反映されるようです。
~/program$ vi buildozer.spec
# (str) Title of your application
title = My Application# (str) Package name
package.name = myapp# (str) Package domain (needed for android/ios packaging)
package.domain = org.test(略)
# (str) Application versioning (method 1)
version = 0.1(略)
# (str) Icon of the application
#icon.filename = %(source.dir)s/data/icon.png
→アイコンのパス設定は最初はコメントアウトされている
・実行ファイルの作成
~/program$ buildozer -v android debug
→初回はいろいろなものをダウンロードしたりで20分〜30分ぐらいかかります。# Android packaging done!
# APK myapp-0.1-arm64-v8a_armeabi-v7a-debug.apk available in the bin directory
実行すると、binフォルダとその中でapkファイルが作成されます。
~/program$ cd bin
~/program/bin$ ls
myapp-0.1-arm64-v8a_armeabi-v7a-debug.apk
【Python3.x】BottleとJavaScriptを利用した非同期通信のファイルアップロード
BottlleはPythonで構築できる簡易Webサーバとして非常に重宝してるわけですが、非同期でのPOST通信のやり方が理解できたため、記載しておきます。
今回はテキストファイルのアップロードをさせます。
Windows10で実装していますが、Linuxの場合はファイルパス部分を適宜書き換えてください。
1.Bottleのインストール
engetu21.hatenablog.com
以前書いた方法(Bottleのファイルをダウンロードして使用)でもいいんですが、pipで入れた方がスマートなので、以下のコマンドで実施します。
python -m pip install bottle
python -m pip listbottle 0.12.25
2.Pythonファイルの作成
HTMLによる画面とPOSTの受信部を記述したPythonファイルを用意します。
JavaScriptも使うため、静的ファイルのパス等も記述します。
■C:\tmp\testApp\web.py
from bottle import route, request, run, static_file # JavaSciptファイルパス JQUERY_FILE = "/static/js/jquery-3.6.3.min.js" JS_FILE = "/static/js/function.js" CSS_FILE = "/static/css/style.css" # 静的ファイルパス STATIC_PATH = "C:/tmp/testApp/web/static//" # 初回画面のGET受信部 @route('/test-gamen', method='GET') def test_gamen() : string = "初回画面だよ" # HTML生成 return(html_create(string)) # 初回画面 def html_create(string) : return f''' <html> <head> <title>{string}</title> <script type="text/javascript" src="{JQUERY_FILE}"></script> <script type="text/javascript" src="{JS_FILE}"></script> <link rel="stylesheet" href="{CSS_FILE}" type="text/css"> </head> <body> <h1>{string}</h1> <form enctype="multipart/form-data"> ファイルを選択してください: <input type="file" id="files" name="files[]" accept=".txt"> <br> <input type="hidden" id="hidden_data" value="TESTtestTESTtest" /> <input type="button" value="登録" id="set_file" /> </form> <br> <div id="result_area"></div> <div id="overlay"> <div class="cv-spinner"> <span class="spinner"></span> </div> </div> </body> </html> ''' ### POST受信処理 @route('/post-uke-<string>', method='POST') def post_uke(string): try: upload = request.files.get('file') # アップロードファイルのファイル名取得(JavaScriptで事前に変更している) save_path = upload.filename # ヘッダからデータを取得 header = request.headers.raw("x-original-header") # アップロードされたバイナリデータをテキストファイルとして書き出し # 上書きを許容 upload.save("C:/tmp/testApp/file", overwrite=True) except Exception as e: return f"<span style='color:red'>テキストファイルアップロード失敗<br>エラー要因:{str(e)}</span><br>" try: # 対象ファイルのパス設定 path = r"C:\tmp\testApp\file" +"\\" + save_path # ファイル取り込処理 with open(path, encoding = 'UTF-8') as f: s = f.read() return f"<span style='color:blue'>{header}<br>{string}<br>{s}</span><br>" except Exception as e: return f"<span style='color:red'>テキストファイル読み込み失敗<br>エラー要因:{str(e)}</span><br>" # 静的ファイルのパス設定 @route('/static/<filepath:path>') def server_static(filepath): return static_file(filepath, root=f'{STATIC_PATH}') if __name__ == '__main__': run(host='0.0.0.0', port=9000, debug=False, reloader=True)
基本的な動きですが、ブラウザ→Python(GET)→JavaScript→Python(POST)となります。
POSTの送信はJavaScript内で記述していますので、後述のソースをご覧ください。
ここでは、Pythonプログラムでのいくつか注意点を記載します。
from bottle import route, request, run, static_file
末尾のstatic_fileを指定しないと静的ファイルを利用できないので注意。
<form enctype="multipart/form-data"> ファイルを選択してください: <input type="file" id="files" name="files[]" accept=".txt"> <br> <input type="hidden" id="hidden_data" value="TESTtestTESTtest" /> <input type="button" value="登録" id="set_file" /> </form>
このform内で設定している各種タグの「id」はJavaScript側でのデータ参照の際に使用できます。
JavaScript側のソースと照らし合わせて見るとわかるかと。
@route('/post-uke-<string>', method='POST') def post_uke(string):
ですが、この部分はPOSTのURLを可変にしたい場合に有効です。
例えば、以下のPOSTをJavaScript側から受け取ったとします。
post-uke-aaa
post-uke-bbb
この場合、2つとも@routeで定義してもいいのですが、今回のように<>で定義することで、「post-uke-」+ 何らかの文字列、という形で受信できます。
この際、@routeでアノテーションしているdefにて引数を指定します。
この引数はPOSTのURLで記述されている<>の中の文字列と同じものを指定します。
今回の場合は「string」という文字列を指定しています。
post-uke-aaa
post-uke-bbb
は許容したい、でも
post-uke-ccc
は受信したくない場合は?というと、
if string != "ccc" といった形で、条件分岐による処理を記述すればOK。
あるいは、aaaとbbbのみを許容し、elseでそれ以外は非許容とすればよい。
URLの可変部分については
/<iii>/<lll>/<mmm>
という形もできます。
その場合のdefの書き方は、
def post_uke(iii, lll, mmm):
です。
# アップロードされたバイナリデータをテキストファイルとして書き出し # 上書きを許容 upload.save("C:/tmp/testApp/file", overwrite=True)
アップロードされたテキストファイルは、バイナリデータでサーバに送られてくるため、
POST受信時に書き出しを行うようにします。
# 静的ファイルのパス設定 @route('/static/<filepath:path>') def server_static(filepath): return static_file(filepath, root=f'{STATIC_PATH}')
静的ファイルを呼び出す際に必須な記述です。たしかBottleの公式ページに記載されていたと思います。
3.JavaScriptファイルの作成
ブラウザでボタンを押された際の挙動はJavaScriptで制御しています。
ファイル名を変更する処理をしていますが、これはファイル名に日本語しか入っていない場合、
アップロード時にファイル名が消えるだったか文字化けする現象があるためです。
本来はファイル名のエンコード処理が必要になるのですが、
割と面倒なので、ファイル名を一旦丸ごと変えるようにしています。
そこらへんが嫌な人は以下のサイトを参考にすれば、解消すると思います。
https://qiita.com/shimashima0109/items/d4d3f4ace8889456f822
https://magazine.techacademy.jp/magazine/23190
また、jqueryを使用しているため、jquery自体のファイルは以下から取得し、C:\tmp\testApp\web\static\js\に格納してください。
記載したプログラム上は、jquery-3.6.3.min.jsを使用しています。
https://jquery.com/download/
■C:\tmp\testApp\web\static\js\function.js
$(function() { //_/_/_/_/_/_/_/ ファイル登録処理 _/_/_/_/_/_/_/ $('#set_file').click(function() { // メッセージ部分初期化 $('#result_area').html(``) // 連続クリック抑止(スピナーを表示してるから多分いらない) $('#set_file').disabled = true; // アップロードファイルの取得 const files = $('#files').prop('files'); // アップロードされたファイルが日本語、記号のみの場合、ファイル名が正常に認識されない(除外される?)ため、 // ファイル名を差し替えを行う const newName = "ChangedName.txt" const fd = new FormData(); fd.append('file', files[0], newName); // files[0]はpythonプログラムの「input type="file"」で指定しているnameのゼロ番目(だったはず) const hidden= $('#hidden_data').val() // hiddenのデータは#とhiddenタグでつけたidを指定することで取得することが可能 // こうやればファイル名を取得することが可能 const file_name = files[0].name; //console.log(file_name); post_url = 'post-uke-' + file_name // Ajax実行前にクルクル(スピナー)を表示 $(document).ajaxSend(function() { $("#overlay").fadeIn(300); }); // post実行 $.ajax(post_url, { type: 'post', headers: { 'x-original-header': hidden}, data: fd, processData: false, contentType: false, dataType: 'text' }) // 登録成功時にはページに結果を反映 .done(function(data) { setTimeout(function(){ $("#overlay").fadeOut(300); },500); //console.log(data); $('#result_area').html(`${data}`) }) // 登録失敗時には、その旨をダイアログ表示 .fail(function(XMLHttpRequest, status, e) { window.alert('ファイル登録に失敗しました\nエラー内容:' + e); }); }); });
基本的にはコメントで記載している通りなので、特に解説することはないのですが、
POSTにファイルを送る場合、ボディ部(データ部)はファイルのバイナリデータで埋まってしまうため、何らかのデータをPOSTに付け足したい!といった場合は、オリジナルのヘッダを用意して設定するか、POSTのURLで情報を送る必要があると思われます。(他にもやり方があるかも)
4.CSSファイルの作成
スピナー(くるくる)を表示するために定義しています。
これはネットでの拾い物となるため、それをそのまま利用しました。
なので、解説することは何もないです。
■C:\tmp\testApp\web\static\css\style.css
#overlay{ position: fixed; top: 0; z-index: 100; width: 100%; height:100%; display: none; background: rgba(0,0,0,0.6); } .cv-spinner { height: 100%; display: flex; justify-content: center; align-items: center; } .spinner { width: 40px; height: 40px; border: 4px #ddd solid; border-top: 4px #2e93e6 solid; border-radius: 50%; animation: sp-anime 0.8s infinite linear; } @keyframes sp-anime { 100% { transform: rotate(360deg); } } .is-hide{ display:none; }
5.画面確認
作成したPythonファイルを実行します。
> cd C:\tmp\testApp
> python web.py
ブラウザで以下のURLにアクセス。
http://localhost:9000/test-gamen
aaa.txtというファイルを指定します。中身は以下の通り。
ああああああああああああああああああああああああああ
いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
これをアップロードすると、以下のように表示されます。
青文字1行目はform内でhiddenで設定した文字列です。これはPOSTのヘッダに載せたものを表示しています。ページの右クリックでソースを表示してhiddenの値は確認できます。
青文字2行目はアップロードされたファイルの名前です。これはPOSTのURLとして付与された文字列を表示しています。
青文字3行目はテキストファイルの中身です。特に工夫せずそのまま表示していますが、忠実に再現するなら、改行コードをbrタグに変更してやるなどの対応が必要です。
というわけで、Bottleで簡易的にPOSTを使いたい、ファイルアップロード画面を作りたいといった場合にはこんな感じでできると思います。
元々作っていたのはExcelファイルアップロード画面で、今回は簡単に説明できるようテキストファイルとしました。
Excel取り込みの方はDataFrameを利用するのでより複雑なのですが、それに関してはまた記事にしていこうかなと思います。
【Windows Server2019】Grafana LokiとPromtailのインストールとセッティング、Grafanaとの連携
Pythonで作ったプログラムのログを収集し、Grafanaで見えるようにするにはどのようにしたらよいか?
Prometheusのエクスポータに「grok_exporter」というものがあるのですが、これを利用することでログ監視をすることは可能です。
ただし、grok_exporterをWindows機で利用するためにはクロスコンパイルしたもの(Windowsで使うために他のマシンのLinux上でコンパイルを行う)が必要となり、とても面倒です。
grok_exporterを利用するのではなく、別の手段を探したところ、「Grafana Loki」(ロギングエンジン)にてログ集約が行えるようなので、そちらで実現したいと思います。
・Grafana Loki
ログデータの収集、保存、クエリ、可視化を目的としたオープンソースのログ集約システムです。Lokiは、Prometheusと同じくCloud Native Computing Foundation(CNCF)のプロジェクトとして開発されています。
By chatGPT
ただし、ログの収集自体はできないため、推奨されている「Promtail」か「Fluentd」等を使用する必要があります。
- 1.Grafana Loki、Promtailのインストール
- 2.Loki設定ファイルの設定変更
- 3.Promtail設定ファイルの設定変更
- 4.Grafana Lokiの起動
- 5.Promtailの起動
- 6.Grafanaの設定
- 7.蛇足
1.Grafana Loki、Promtailのインストール
以下のページの下部にあるWindows用インストールファイルをダウンロードします。
https://github.com/grafana/loki/releases/
loki-windows-amd64.exe.zip
promtail-windows-amd64.exe.zip
※画面上に表示されていない場合は「Show all XX assets」を押下し、表示します。
2つのzipファイルを解凍し、適切な場所にフォルダを配置します。
例)C:\systemwatch\loki、C:\systemwatch\promtail
Loki実行ファイル:loki-windows-amd64.exe
Promtail実行ファイル:promtail-windows-amd64.exe
取得できるのは実行ファイル(EXEファイル)のみとなり、設定ファイルは別途用意する必要があります。
ブラウザを起動し、以下のURLにアクセスして設定ファイルをダウンロードします。
※ダウンロードできず、設定ファイルの中身がブラウザ画面に表示された場合は、
その表示内容をコピーし、ローカルにアクセス先と同一名称のyamlファイルを作成し、内容のペーストを行う。
https://raw.githubusercontent.com/grafana/loki/main/cmd/loki/loki-local-config.yaml
https://raw.githubusercontent.com/grafana/loki/main/clients/cmd/promtail/promtail-local-config.yaml
ダウンロードした設定ファイルは、実行ファイルと同一のフォルダに格納します。
2.Loki設定ファイルの設定変更
設定ファイルに記載されているファイルパスは、Linuxに準拠した形で記載されています。
例えば「path_prefix: /tmp/loki」といった形で設定されていますが、実をいうとこのままでも動作は可能。
(その場合、C:¥の直下にtmpフォルダ以下が作成される)
フォルダパスについては、以下の様に実行フォルダ配下となるよう、絶対パスを指定する。
loki-local-config.yaml
path_prefix: /tmp/loki ↓ path_prefix: C:/systemwatch/loki/tmp/loki chunks_directory: /tmp/loki/chunks ↓ chunks_directory: C:/systemwatch/loki/tmp/loki/chunks rules_directory: /tmp/loki/rules ↓ rules_directory: C:/systemwatch/loki/tmp/loki/rules
3.Promtail設定ファイルの設定変更
Loki設定ファイルと同様、ファイルパスの変更を行います。
promtail-local-config.yaml
filename: /tmp/positions.yaml ↓ filename: C:/systemwatch/promtail/positions.yaml
また、ログ収集の対象となるファイルの指定は、この設定ファイル内で記載する必要があります。
「scrape_configs:」以下に、収集するログ毎に「-job_name」を記述します。
__path__にパスを設定します。アスタリスクによる指定も可能です。
server: http_listen_port: 9080 grpc_listen_port: 0 positions: filename: C:/systemwatch/promtail/positions.yaml clients: - url: http://localhost:3100/loki/api/v1/push scrape_configs: - job_name: logs static_configs: - targets: - localhost labels: job: logs __path__: C:/DataDirectory/logs/*.log pipeline_stages: - match: selector: '{job="logs"}' stages: - regex: expression: '^(?P<time>\d{4}-\d{2}-\d{2} \d{2}:\d{2}:\d{2}\,\d{3}) .*$' - timestamp: source: time format: '2006-01-02 15:04:05.000' location: Asia/Tokyo
デフォルト設定では、Promtailで収集された日時がそのままタイムスタンプとして管理されます。
しかしその場合、Pythonのloggerで出力したログの中にも存在するログ出力時間と食い違いが発生してしまい、
Grafanaでのソート処理にて正常にソートされなくなってしまいます。
その対策として、ログ内にあるログ出力時間をPromtailのタイムスタンプと一致させるため、以下の対応を行います。
ログは「2023-06-26 16:59:38,646 [ERROR] エラー要因:TESTTEST」の形とします。
・pipeline_stages>match>stages>regexのexpression項にて、[time]という変数に正規表現(Google/RE2)を設定する。
・pipeline_stages>match>stages>timestampにて、regexで用意した[time]をsourceに指定し、
formatをカスタム設定する。(カスタム設定の場合の設定値は参考欄のtimestampについてのURLを参照)
・正規表現については以下の通り
^:先頭を示す
?P
■参考
pipelinesについて:https://grafana.com/docs/loki/latest/clients/promtail/pipelines/
RE2:https://github.com/google/re2/wiki/Syntax
timestampについて:https://grafana.com/docs/loki/latest/clients/promtail/stages/timestamp/
設定の参考ブログ:https://blog.yiwkr.work/2020-09-01-promtail-timestamp
また、Windows Serverのイベントログを取得する場合は、設定ファイルに以下の内容を追加することでWindows Serverのイベントログを取得することが可能となります。
promtail-local-config.yaml
- job_name: windows windows_events: use_incoming_timestamp: false bookmark_path: "C:/systemwatch/promtail/bookmark.xml" eventlog_name: "Application" xpath_query: '*' labels: job: windows relabel_configs: - source_labels: ['computer'] target_label: 'host'
■参考
https://grafana.com/docs/loki/latest/clients/promtail/scraping/#windows-event-log
4.Grafana Lokiの起動
PowerShellを実行し、実行ファイルがあるフォルダに移動後、以下のコマンド実行します。
※実行時に設定ファイルを指定する。
> cd C:\systemwatch\loki
> .\loki-windows-amd64.exe --config.file=loki-local-config.yaml
以下のメッセージがあれば起動が完了する。
level=info ts=2023-06-07T09:42:31.1513442Z caller=loki.go:499 msg="Loki started"
level=info ts=2023-06-07T09:42:34.0927708Z caller=scheduler.go:681 msg="this scheduler is in the ReplicationSet, will now accept requests."
level=info ts=2023-06-07T09:42:34.0927708Z caller=worker.go:209 msg="adding connection" addr=127.0.0.1:9096
level=info ts=2023-06-07T09:42:36.1515776Z caller=compactor.go:411 msg="this instance has been chosen to run the compactor, starting compactor"
level=info ts=2023-06-07T09:42:36.1515776Z caller=compactor.go:440 msg="waiting 10m0s for ring to stay stable and previous compactions to finish before starting compactor"
5.Promtailの起動
PowerShellを実行し、実行ファイルがあるフォルダに移動後、以下のコマンド実行します。
※実行時に設定ファイルを指定する。
> C:\systemwatch\promtail
> .\promtail-windows-amd64.exe --config.file=promtail-local-config.yaml
※実行時に「mapping values are not allowed in this context.」というエラーが出た場合、
インデントが誤っていたり、「項目: 設定値」の記述で、:の後ろに半角スペースが無いなどを確認する必要あり。
例)
○ job: aaa_logs
× job:aaa_logs
設定ファイルで指定したパスで該当するファイルを以下のURLから確認することが可能です。
ポート番号は、設定ファイルのhttp_listen_port項で指定しているポート番号となります。
http://localhost:9080/
6.Grafanaの設定
GrafanaのConnectionsにてデータソースとしてGrafana Lokiを設定し、連携させます。
やり方は以前取り上げた以下の記事を参照。
engetu21.hatenablog.com
URLの部分のポート番号は、Granafa Lokiの設定ファイルと同様のものを指定。デフォルトは3100。
ダッシュボードに移動し、新しくパネルを作ります。
Data sourceの欄に「Loki」が増えているため、それを選択。
Label Filtersを「job = logs」(logsは設定ファイルで設定したjob: logsの部分です)を選択。
右上のグラフの種類で「Logs」を選択し、[Run queries]を押下すれば、ログが表示されます。
※ログが表示されない場合は、ログが出力されているであろう時間帯にグラフを変更してください。
このままApplyを押下することで、ダッシュボードに反映されます。
7.蛇足
今回はPythonで出力したログファイルをPromtailで収集し、Grafana Lokiにて管理していますが、Python⇒Grafana Lokiに直接ログを送ることも可能なようです。
今回はその対応を行っていませんが、対応する場合は以下を参照し、Pythonでライブラリを導入することで対応が可能と思われます。(2023/6/29現在)
https://medium.com/geekculture/pushing-logs-to-loki-without-using-promtail-fc31dfdde3c6
【Windows Server2019】Grafanaのインストールとセッティング
Grafanaとは?
Grafanaは、データの可視化やダッシュボードの作成を目的としたオープンソースのモニタリングツールです。Grafanaは、さまざまなデータソースからデータを収集し、リアルタイムで可視化や分析を行うことができます。
By chatGPT
というわけで、Prometheusで取得したデータをGrafanaにて表示します。
1.ファイルのダウンロード
以下のページから最新版かつOSSエディション、かつWindows版をダウンロードします。
ただし、最新版が出たばかりの状態は情報が少なく枯れてもいないため、それ以前のバージョンを使用します。
今回の対象は9.5.5とします。
インストーラ版でもいいですが、今回はStandalone Windows Binaries欄のzipの方をダウンロード。
https://grafana.com/grafana/download
適切な場所にファイルを移動を行う
例)C:\systemwatch\grafana-9.5.5
2.設定ファイルの設定変更
基本的にはデフォルト設定のままで動作するため、変更の必要はなし。
ポート変更が必要な場合は以下の様にconf配下のdefaults.iniで変更を行います。
.\conf\defaults.ini
http_port = 3000
↓
http_port = 3001
3.Grafana実行
C:\systemwatch\grafana-9.5.5\bin\grafana-server.exe
をダブルクリックすることで実行可能。
以下のURLにてアクセスが可能。
初回ユーザは以下の通り。
http://localhost:3000/
ユーザ:admin
パスワード:admin
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4.データソースの追加
Prometheusのデータソースとの連携を行う。
メニューから [Connections] > [Data sources]と辿り、[ Add data source]をクリック。
「Prometheus」をクリックします。
URL欄を設定します。それ以外の設定値は特に設定を変更する必要なし。
Prometheus:http://localhost:9095
[Save & test]をクリックし、「Data source is working」と表示されれば連携完了。
5.ダッシュボード作成
ダッシュボードを作成し、Pythonで作成したアプリのログの表示やWindowsServerのリソース状況を確認します。
メニューのHome > Dashboardsを辿り、[New]→[Add visualization]ボタンで作成が可能。
Data source欄にて「Prometheus」を選択し、連携ができていればMetric欄にてコマンドが表示されるため、選択することでwindowsServerの各種リソース情報などを表示することが可能です。
今回は
engetu21.hatenablog.com
で記載したCPU使用率を使って作成します。
直接入力する場合は[Code]を押下し、Metrics browserに
100 - (avg by (instance) (irate(windows_cpu_time_total{mode="idle"}[1m])) * 100)
を入力します。
その後に[Run queries]を押下し、クエリを実行。
表示するとこんな感じ。
6.CPU使用率をタコメーターのように表示
グラフの種類を変更し、タコメーターのように変更します。
タコメータのように表示する場合は、右欄のグラフ種類にて「Gauge」を選択。
目盛りを表示する場合は「Show threshold labels」をON。
メータ全体を表す細い線を表示する場合は「Show thresholdmarkers」をON。
パーセントで表示する場合はStandard optinsのUnitを「Misc」→「Percent(0-100)」を指定。最大値、最小値としてMin:0/MAX:100を設定。
画像の様に80%以上の場合に色を変更する場合などは、[Add threshold]を押下し、新規に定義を作成する。
また、Value options のCalculationの欄にて「Last *」か「Last」を指定することで、最新の内容を表示する形となる。
作成したパネルは右上の[Apply]を押下することで作成完了。
同じ要領で時系列データをグラフ化することが可能です。
【Windows Server2019】Prometheusインストールとセッティング
Prometheus(プロメテウス)とは?
Prometheusは、オープンソースのシステムおよびサービスの監視およびアラーティングシステムです。Prometheusは、GoogleのBorgmonシステムからインスピレーションを得て開発され、2012年に公開されました。現在は、Cloud Native Computing Foundation(CNCF)のプロジェクトとしてホストされています。
Prometheusは、高度に拡張可能なデータモデルと柔軟なクエリ言語を提供し、システムやアプリケーションのメトリクス(指標)を収集、保存、可視化、アラーティングするための機能を提供します。
By chatGPT
というわけで、Prometheusをインストールし、リソース管理できるようにします。
また、最終的にはGrafanaと連携し、そちらでダッシュボードを作成します。
- 1.Prometheusのダウンロード
- 2.windows_exporterのダウンロード
- 3.Prometheusの設定ファイル変更
- 4.Prometheusの実行
- 5.ブラウザにて以下のURLにアクセスを行う
1.Prometheusのダウンロード
以下からPrometheusのWindows版、かつLTS版を取得します。(現時点は2.45.0)
https://prometheus.io/download/
zipファイルを解凍し、適切な場所にフォルダを配置します。
例)C:\systemwatch\prometheus
2.windows_exporterのダウンロード
windows_exporterを使うことでWindows機のリソース監視を行うことができるようになります。
EXEファイルを以下からダウンロード。
https://github.com/martinlindhe/wmi_exporter/releases
windows_exporter-0.22.0-amd64.exe
PowerShellを起動し、ダウンロードした先に移動。
以下のコマンドで実行を行います。
> .\windows_exporter-0.22.0-amd64.exe
3.Prometheusの設定ファイル変更
解凍したフォルダ配下のprometheus.ymlの内容を以下に変更。
ポート変更によって、windows_exporterを利用した監視が可能となります。
prometheus.yml
static_configs:
- targets: ["localhost:9090"]
↓
static_configs:
#- targets: ["localhost:9090"]
- targets: ["localhost:9182"]
4.Prometheusの実行
PowerShellを起動し、以下のコマンドを実行する。
> C:\systemwatch\prometheus\prometheus.exe --config.file=C:\systemwatch\prometheus\prometheus.yml --web.listen-address=:9095
※最後のパラメータは起動するポート番号。デフォルトは9090ですが、バッティングしている場合は上記のように指定し、別ポートを利用します。
なお、すでにポートが使われているかは以下のコマンドをコマンドプロンプトで実行することで把握が可能。
> netstat -ano | find "9090"
以下の画面が出てくれば問題なし。
5.ブラウザにて以下のURLにアクセスを行う
検索欄の右側にある[地球儀マーク](?)を押下し、見たいデータを選択。[Execute]を押下してデータを確認することが可能となります。
ただし、それだけでは欲しい情報は手に入らないため、以下の内容で表示することで、それぞれの情報を確認できます。
ただし、表示に関してはとても簡素なので、見やすさ的にはやはりGrafanaと連携した方が良いと思われます。
▽CPU使用率
・コアすべてをまとめて表示
100 - (avg by (instance) (irate(windows_cpu_time_total{mode="idle"}[1m])) * 100)
・CPU使用率(コア/スレッド毎)
rate(windows_cpu_processor_utility_total[5m]) / rate(windows_cpu_processor_rtc_total[5m])
▽メモリ使用率
100 - (windows_os_physical_memory_free_bytes / windows_os_visible_memory_bytes * 100)
▽メモリ使用量
・メモリ使用可能量
windows_os_visible_memory_bytes / 1024 / 1024 / 1024
・メモリ使用量
(windows_os_visible_memory_bytes - windows_os_physical_memory_free_bytes) / 1024 / 1024 / 1024
▽HDD使用率(例としてCドライブを指定)
100 - (windows_logical_disk_free_bytes{volume = "C:"} / windows_logical_disk_size_bytes{volume = "C:"} * 100)
▽HDD空き容量
・使用可能領域(例としてCドライブを指定)
windows_logical_disk_size_bytes{volume = "C:"}
・使用済領域(例としてCドライブを指定)
(windows_logical_disk_size_bytes{volume = "C:"}) - (windows_logical_disk_free_bytes{volume = "C:"})
40万PV達成しました。
というわけで、久々の大台。
20万が2018年だったようで。
engetu21.hatenablog.com
30万はいつの間にか行ってた模様。
大体2年ぐらいで10万PV?
40万が近いことは確認してたけど、多分10月ぐらいだろうなぁと思っていたら、思ったより早く到達。
どうやら「WindowsSever2019 タスクスケジューラ」でググると一番上に表示されるようになったようで、
それでアクセス数が伸びたようです。
割と力抜いて記載したものが、アクセス数伸びるってのも多少モヤるものの、
まぁ取り扱ってるネタが、軽いものかかなりマニアックなものしかないのでしょうがないですね。
最近の傾向といいますか、Twitterで英知を分け与える人がいるものの、それ自体はその性質上、かなり流動的かつ検索にも引っかからないことが多いため、情報の蓄積という観点でいうと、世の中は大分弱くなったのではという印象ですね。日本的にはYahoo!ブログが終了したのは大きい。また、昨今Youtubeなどでの解説動画が盛んですが、同様に蓄積という観点ではやはり文字に負けると思います。ブログよりお金になるからやるのでしょうけど、正直、事細かな部分はフォローしきれない部分も出てきますし。
金になるということであれば、40万PVと抜かしてるものの、このブログはほぼアフィもやってない(たまにAmazonのリンクを貼るぐらい)ですが、まったく金にはなってないです。まぁそれでも続けてるのは、アウトプットしておくと後々自分が助かるし、誰かの助けにもなる。各種OSSを利用させてもらってる手前、誰かの役に立つかもという姿勢はとても大事だと思ってます。
最悪なのはいかがでしたか系ブログで、自分で試してもないネット記事情報を引用したものばっかりでろくなものじゃないです。まぁ毎日更新でアフィってなるとそうならざるを得ないのはわかりますが。また、謎に文章コピーを規制しているブログも。私自身は技術ブログはコピペできてなんぼだと思ってるので、規制するぐらいなら公開しなくていいのではと思うぐらいには無意味に感じます。書いてあるコマンドをわざわざ入力はちょっとね…令和になってまでドラクエの復活の呪文入力みたいなことはしたくないです。
chatGPTの登場もありますが、調べる点については特化していきそうですが、逆にこういった技術的な情報を残す側は今後どんどん減っていくかもしれませんね。困ってる割には自分でチャレンジする人は減ってるような気がします。まぁ失敗するならやらない、というのもとてもわかりますが、こと技術系というのはトライ&エラーなので、それができない人は周りについていけなくなってしまうのではと感じています。
このブログも気ままに書いてますが、いつか何かあれば更新が止まる時が来るかもしれません。
それまではまぁ、いままで通り、思いついて試して書いて…をゆるくやっていこうかと。