【ラズパイ3】CUIでのWiFi設定いろいろ【Raspbian】

依然調べたときに、nmtuiコマンドを利用することでWiFi設定を楽に実施することができた。それまでは、どこそこのファイルに特定のフォーマットで直接記述するなど、とても面倒なことをやっていたが、これが解消されるわけである。
nmtuiの似たようなのにnmcliがあるが、これを利用しても設定が可能。
ただし、nmtui/nmcliはNetworkManagerというネットワーク管理プログラムを利用する。
ラズパイというかRaspbianのデフォルトのネットワーク管理はdhcpcdを使っているため、これの使用を抑止したうえでNetworkManagerを使うようにする。
 
無線は切れてしまうため、有線LANをあらかじめ接続しておく。
まずはNetworkManagerをインストール。

$ sudo apt install network-manager network-manager-gnome

NetworkManagerの永続化と有効化を実行し、dhcpcdはお休みしてもらう(apt removeで消してもいいけど)。


$ sudo systemctl stop dhcpcd.service
$ sudo systemctl disable dhcpcd.service
$ sudo systemctl enable NetworkManager.service
$ sudo systemctl start NetworkManager.service

これでnmtui/nmcliが使えるようになる。

$ sudo nmtui
$ sudo nmcli con show
等(オプションの組み合わせはいろいろ)

また、「wicd-curses」というアプリを利用してもいい。
ただし、上記のdhcpcdやNetworkManagerと競合する可能性が高いため、使用するならどれか一つにしたほうがよさそう(nmtui/nmcliは根っこが同じなのでたぶん大丈夫だが)。
以下のコマンドでインストール可能。

$ sudo apt install wicd-curses

実行は以下のコマンド。

sudo wicd-curses


無線ネットワークのリストが表示されるため、接続したいネットワークを上下キーで選択し、右キーを押して詳細な設定画面を開く。
 

スペースキーを押すことで[X]が付与され、該当項目の有効化が可能。
「固定IPを使用する」はDHCPを利用するなら特に設定は不要。
「このネットワークに自動的に接続する」と「暗号化する」を選択しておき、該当する暗号化方法を選択後にキーを入力しておけば、切断されても自動再接続をしてくれる(もっともnmtuiでも同じように再接続の設定はできる)。
入力後は、画面下に表示されている「S」を入力して設定を保存し、一覧画面に戻って「C」を入力することで該当のWiFIネットワークへの接続をその場でしてくれるため、接続可否の確認することが可能。