【Windows10】ディスク形式をMBRからGPTへの変換

1.はじめに

engetu21.hatenablog.com

吸い出したWindows10のイメージを新PCの仮想環境(UEFI)で実行したら起動しませんでした。
どうやらディスクの形式がMBRだとうまくboot loaderで読み込めないようで、GPT形式へ予め変更しておかないと行けなかった模様。。
 
というわけで変更処理を行います。

2.まずはディスク形式の確認

MBR形式かGPT形式かを確認。
どうやら、DISKPARTというのを使うらしいです。一応、エクスプローラの管理画面からディスクごとのプロパティで見れたりもします。
検索フィールドでDISKPARTを入力し、管理者モードで立ち上げます。

DISKPART> list disk

ディスク 状態 サイズ 空き ダイナ GPT
### ミック
------------ ------------- ------- ------- --- ---
ディスク 0 オンライン 465 GB 1024 KB
ディスク 1 オンライン 232 GB 0 B *
ディスク 2 オンライン 232 GB 1024 KB

Cドライブが入っている「ディスク2」にアスタリスクがない = GPT形式ではないことがわかりました。


msinfo32(システム情報)で情報確認をします。
こちらはディスクというより、マザボBIOSモードで動いているかUEFIモードで動いているかの確認?だとは思いますが、GPT形式にした後にマザボUEFIモードになってないとOSが起動しないため、BIOSモードになっている場合はマザボの設定を変える必要があります。


レガシーになっているので、BIOSモードですね。



コマンドプロンプトを管理者モードで新たに立ち上げて、対象ディスクがMBR2GPTを実行できるか確認します。

>mbr2gpt /validate /disk:2 /allowFullOS
MBR2GPT: Attempting to validate disk 2
MBR2GPT: Retrieving layout of disk
MBR2GPT: Validating layout, disk sector size is: 512 bytes
MBR2GPT: Validation completed successfully

Validation completed successfully
が出ていればOK。

3.mbr2gptによるコンバートの実行

コマンドを叩いていざ変換!

>mbr2gpt /convert /disk:2 /allowFullOS

MBR2GPT will now attempt to convert disk 2.
If conversion is successful the disk can only be booted in GPT mode.
These changes cannot be undone!

MBR2GPT: Attempting to convert disk 2
MBR2GPT: Retrieving layout of disk
MBR2GPT: Validating layout, disk sector size is: 512 bytes
MBR2GPT: Trying to shrink the OS partition
MBR2GPT: Creating the EFI system partition
MBR2GPT: Installing the new boot files
MBR2GPT: Performing the layout conversion
MBR2GPT: Migrating default boot entry
MBR2GPT: Adding recovery boot entry
MBR2GPT: Fixing drive letter mapping
MBR2GPT: Conversion completed successfully
Call WinReReapir to repair WinRE
MBR2GPT: Failed to update ReAgent.xml, please try to manually disable and enable WinRE.
MBR2GPT: Before the new system can boot properly you need to switch the firmware to boot to UEFI mode!

無事成功したみたいです。
最後に書いてあるとおり、ファームウェアUEFIモードにしてね!ということらしいので、Windows再起動後にマザボで設定変更が必要です。

4.変更の確認

再度、DISKPARTでGPT形式化を確認します。

DISKPART> list disk

ディスク 状態 サイズ 空き ダイナ GPT
### ミック
------------ ------------- ------- ------- --- ---
ディスク 0 オンライン 465 GB 1024 KB
ディスク 1 オンライン 232 GB 0 B *
ディスク 2 オンライン 232 GB 0 B *

ディスク2にアスタリスクが付きました。
 

5.マザーボードの設定変更

msinfo32(システム情報)での確認はOS再起動をした後になります。
が、再起動時に一度マザーボードの設定を変更する必要があります。
マザーボードの種類によりますが、
①セキュアブートがON(有効)になっている。
CMSがOFF(無効)になっている。
の状態になっている必要があります。
①、②が同時にON(有効)だった場合、Windowsは起動しませんでした。
これは結構有名らしく、どちらか一方がOFFでないとWindowsが不安定になるとかなんとか。実際起動しないのでその通りなのでしょう。

設定方法はマザーボードによって異なるので、頑張って項目を探し出しましょう。
 
設定が問題なければWIndows10が立ち上がるはずです。
再起動後のmsinfo32(システム情報)は以下の通り。
ちゃんとUEFIモードになってますね。

 
この状態のCドライブをイメージファイル化しますが、それは以下のページで記載しているので割愛します。
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